現在コロナウィルスによる影響で、小中学校の臨時休校やサッカーのチームでの活動が困難な状況にある中、パーソナルトレーニングのお問い合わせをいただいています。

 

今回の選手は高校2年生の選手で、僕のパーソナルトレーニングを受けるのはこれで3回目。

 

毎回トレーニングをする前と後ではプレーが大きく変化しています。

 

今回はブレイクアウェイ(1vs1)のシュチュエーションをテーマにトレーニングを行いました!

ゴールキーパーの1プレーが試合を左右する

ブレイクアウェイのシュチュエーションは育成年代の多くのゴールキーパーたちが判断に迷い、悩む。難しいシーンのひとつではないでしょうか。

1vs1のシーンはチームにとっては絶体絶命の大ピンチ。

 

しかしここをゴールキーパーが阻止することができれば、試合の流れを変えることができます。

 

また個人としてもその試合中、自分のプレーに自信を持つことができ、勢いに乗ることができると思います。

優先順位がある!

ブレイクアウェイのシュチュエーションでの優先順位はこうです。

①フロントダイビング

②ブロッキング

③ジョッキー

まず第1にゴールキーパーが狙うべきは、フロントダイビングで相手からボールを奪い切ってしまうということです。

SNSに惑わされてはいけない

 

最近SNSなどでブロッキングのテクニックなどが多く発信されているます。しかしそれは良し悪しだと私は思っています。

 

なぜなら育成年代のゲームを見ると、1vs1のシュチュエーションになった時に多くのゴールキーパーたちが、フロントダイビングでボールを奪う奪わないの判断をせず、何でもかんでもブロッキングで飛び込んでしまうからです。

フロントダイビングでボールを奪うことができれば、相手の攻撃をシャットアウトすることができます。そしてその瞬間から、今度は自チームの攻撃をスタートできるのです。

フロントダイビングでのブロッキング!!ゴールキーパーの優先順位を間違えていませんか?

より早くボールにアプローチする

ということでまずは優先順位が1番高いフロントダイビングのトレーニングを行いました。

フロントダイビングをする際に意識したいことは、「スピード」です。

 

正確なフォームを覚えた上で、よりスピードを求めてトレーニングをしていく必要があります。

ではどうすればスピードが上がるでしょうか?

 

意識して欲しいのは歩数、歩幅です。

 

これは選手の身長や手足の長さによっても異なります。

 

3Mだったら自分は何歩でダイビングできるのか、5Mだったらどうか。それを選手とともに検証しながらやっていきました。

自分で実際にやってみて理解することで成長スピードはアップしていきますね!

ブロッキング

しかし全部が全部フロントダイビングでボールを奪えるわけではないですよね。

そうなった時にブロッキングというテクニックが有効になってきます。

 

ブロッキングと一括りに言ってもいくつか種類があるので、相手との距離感によって使い分けていく必要があります。

 

今回は相手との距離を詰めているという想定で、スタンディングブロックのトレーニングを行いました。

 

ブロッキングはボールが身体のどこに当たってもいいように面積を大きくする必要があります。面積が小さいと、このように横を抜けてゴールを許してしまいます。

そのため、足の向きや手の位置などの細かい部分に拘りを持たなくてはなりません。

 

解説前は防げなかったボールも面積を大きく持つことによって防ぐことができるようになりましたね!

判断を磨く

スキルを習得しても実際の試合で使えなければ意味がありません。

 

フロントダイビングでボールを奪うのか、ブロッキングで対応するのかの判断の要素を含むことで、より試合に近いシュチュエーションでトレーニングすることができます。

 

フロントダイビングのポイントを押さえたことで積極的にインターセプトを狙いに来るプレーが増えてきました。

たった1時間という短い時間でも、正しい理論とポイントを知ることで大きく成長することができるのがパーソナルトレーニングです。

 

今日本はコロナウィルスの影響で、活動がなかなかうまくいかないことも沢山ありますがこんな状況だからこそ、考え方次第でできることはたくさんあると思います。

 

パーソナルトレーニングを是非体験してみてはいかがでしょうか