『アンダーハンドキャッチ』
ゴールキーパーの基本中の基本となるテクニックのひとつだ。
一見シンプルなこのキャッチングだが、育成年代の選手たちを観ると、意外と間違った動きをしている選手が非常に多いのだ。
また低いボールの処理というのはプロ選手になれるか、なれないかを大きく分けるポイントのひとつ。
そのためプロを目指す選手たちはアンダーハンドキャッチが完璧にできなければならない。
それほど重要なテクニックなのだ。
早速詳しく解説していこう。
良いキャッチは基本姿勢から
まず大事なことは、しっかり構えること。
特に意識して欲しいのは足のスタンス(足幅)だ。
良いスタンス(=肩幅よりやや広め)で構えることができたら、あとは足を曲げればアンダーハンドキャッチのフォームができる。
構えのスタンスが狭いと、足を曲げるのが非常に窮屈だ。
だからまずはしっかり構えること。
これを意識して欲しい。
ボールに正対する。
ボールに正対する。
これはキャッチングの基本だ。
しかしこのように上半身が外を向いてしまっていて、ボールに正体できていない選手が非常に多い。
ではなぜこうなってしまうのか。
かかとに注目して欲しい。
このようにかかとが浮いてしまうと、身体の構造上、腰がねじれてしまうのため上半身が外に向いてしまうのだ。
そうならないために、インサイド(足の内側)全体を地面に付けることを意識して欲しい。
そうすることでボールに正対できる。
待つな。自分が行け!
また、アンダーハンドキャッチでよくあるミスとして挙げられるのが、ボールを取る位置が自分に近いということだ。
このように自分に近すぎると、手のひらが壁になってしまい、ボールが登ってこない。
ボール待ってキャッチするのではなく、自分が迎えに行くことを意識して欲しい。
まず小指同士をくっつけてレールを作る。
そのレールを前方に出すことで自然とボールが登ってくる。
そしてタイミングをみて上半身を被せて蓋をするイメージだ。
基本を極めた選手が上に行く。
以上のように、誰もが知っているゴールキーパーの基本的なテクニック「アンダーハンドキャッチ」だが、噛み砕いて行くとこんなに意識するポイントがあるのだ。
皆さんはこれらのポイントを完璧に抑えられているだろうか?
さらに詳しい解説はYouTubeチャンネルでチェックして欲しい。
基本を極めた選手が上に行く。
本気で上を目指すのであれば、基本から目を背けてはならない。