近年ボールの質やシュートスピードの向上によって、ゴールキーパーはよりスピードが求められる時代になってきた。
オリバーカーン選手や川口能活選手のように、優れた身体能力でシュートを止めるという時代はもう終わったと私は思っている。
トレーニングでやってないことは試合では出ない。
いかにトレーニングを積んで極限までプレースピードをアップすることができるか。
これが今、私たちGKコーチに求められる最大のポイントだと思っている。
とにかく速く動けるGK
ではどうしたらプレースピードが上がるのか。
私が意識しているのは「足」
これに尽きる。
身体を動かしているのは2本の足だ。
いかにこの2本の足を速く動かせるかがスピードアップのキーになってくると私は考える。
ダイビングができるのはもう当たり前。
ここ最近私のインスタグラムのDMで、ゴールキーパーの選手たちから悩みや質問を多く頂いている。
その中で最も多いのはやっぱり【ダイビング関連】の悩みだ。
その中にこんな質問があった。
「シュートスピードが速くて、ダイビングしても間に合わない。」
ここ数年SNSなどでダイビングのトレーニング方法がたくさん公開されるようになったことで、飛べるゴールキーパーは増えてきていると個人的にはみている。
飛べるのは当たり前。
だが、飛べるだけではもう止められない。
その上で、“速く”飛ぶことができないと意味がないのだ。
間違った認識
多くのゴールキーパーが、「速く飛ばなきゃ!」という意識から逆に間違った身体の使い方をしてしまっている。
自分では速く飛べると思っている認識が、実は間違った認識をしている選手が非常に多いのだ。
その間違った認識が、正しい認識に変わった瞬間、君のプレースピードは格段にアップする。
君を動かしているのは2本の足だ。
もっと足にフォーカスしよう。
私のトレーニングではとことん足にフォーカスしていく。
だから一瞬で飛べるようになるんだ。