ゴールキーパーのみなさんはクロスボールが得意ですか?
おそらく多くの選手が“苦手”と答えるのではないでしょうか。
日本人ゴールキーパーの多くが苦手意識を持っているクロスボールの対応。
今回はそんな選手たちのために、クロスボールに強くなるための方法をご紹介していきたいと思います!
ジャンプ&キャッチ
ゴールキーパーがクロスボールなどの空中戦で強さを発揮するために、まずはジャンプ&キャッチの正しいフォームを身につける必要があります。
ジャンプ&キャッチとはその名の通りジャンプをしながらキャッチをするという一連の動作のことです。
一般的には、ハイボールキャッチと言われていますが専門用語ではジャンプ&キャッチと言います。
ボールを捉える位置は?
では、この時にボールを捉える位置はどこでしょう?
このように自分の頭上や後方でキャッチングをしてしまうと、ボールのパワーに負けてしまいキャッチミスをしてしまう可能性があります。
また、実際の試合では相手選手とのボディコンタクトがあるかもしれません。
そうなった場合、高い確率でファンブルを引き起こしてしまうでしょう。
ですのでそのようなミスを引き起こさないために、
オーバーハンドキャッチと同様、自分よりも前でボールを捉えることが大切になってきます。
そうすることでパワーを持ってボールをキャッチすることができます。
体全体を使ってジャンプする
ゴールキーパーはフィールド内で唯一手が使えるポジションです。
そのため、より高い位置でボールを奪うことが求められます。
では、どうすれば高くジャンプすることが出来るでしょうか?
僕は身体の使い方が重要になってくると考えています。
例えば腕の振り上げです。
このようにジャンプする瞬間に腕を後ろから前に素早く振り上げることによって、高くジャンプするための勢いを生み出してくれます。
プロテクションの足は一石二鳥!?
試合中、クロスボールに対してプレーをするのはゴールキーパーだけではありません。もちろん味方選手や相手選手がいます。
ゴールキーパーはそこに突っ込んでボールを奪いにいかなくてはならないのです。
そのためには自分を守る必要があります。
せっかくいいプレーをしても自分が怪我をしてしまったら元も子もありませんよね。
それを防ぐためにプロテクションの足を作ることがとても重要になってきます。
日本のゴールキーパーはこのプロテクションの足をないがしろにしがちだと私は思っています。
しっかりと膝を90度に曲げることを意識しましょう!
また、実はこのプロテクションの足は自分を守ること以外にも効果があるんです。
プロテクションの足を作る勢いは、腕の振りと同様、高くジャンプするための勢いにもなるんです。
自分を守るだけではなく高くジャンプするパワーにもなる。まさに一石二鳥ですね!
ジャンプ&キャッチが得意になれば、自信を持ってクロスボールに飛び出せるようになってきます。
クロスに苦手意識を持っている選手は、是非これらのポイントを抑えてトレーニングを行なってみてください!
クロスは日本の永遠の課題なのか
クロスボールは日本人ゴールキーパーの永遠の課題と言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
私は決してそんなことはないと思います。
日本のゴールキーパーがクロスボールを苦手としている最大の理由は圧倒的に練習をしていないことです。
誰だって最初からダイビングが出来た訳ではないと思います。
たくさん練習を重ねたから跳べるようになったんです。
それはクロスボールの対応でも同じ。トレーニングを重ねれば必ずうまくなります!
是非空中戦を制するゴールキーパーになってください!